ゆるゆり大探訪!!極上のスパイス、日常に潜む非日常編(PART3)
おれおれ~、マイセロと申す。
今回は、ゆるゆりの魅力を紐解くシリーズ第三弾です。
ここまでキーボード打つ手が進むとは…アニメと同じで第三期ですよ。
それだけ、ゆるゆりというアニメがじっくり考察しがいのある作品だと言えるよね。
新シリーズもありそうだし楽しみだぁ。
それでは、Here we go!
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日常に潜む非日常の考察
見出しは、2期OPの歌詞中から拝借いたした。ゆるゆりは、女子中学生の日常を緩く
描いた作品。ただし、現実の世界に限りなく似せているというわけではない。いくつか現実ではあり得ないことも起こるので、それらについて書いていく
1‐1サザエさん方式の採用
多くの人は日曜に放送されているサザエさんという作品を知っているかと思う。日曜日の終わりを告げるあの番組だ。サザエさん然り、ドラえもんやクレヨンしんちゃんといった長寿アニメは時が進んでも、作品内のキャラクターは年を取らないという設定で物語が進んでいく。これは日常を舞台とした大ヒット作にありがちだ。何十年とキャラクターたちがピーターパン状態となるため、幅広い世代がその作品に対するイメージや思い出を共有することができる。加えて、この方式は「変わらない日常」という安心感を我々視聴者に与えてくれる。
作品内でキャラが年を取らないことのデメリットは、マンネリ化である。これを防止するため、例えばドラえもん、クレヨンしんちゃん(最近では、名探偵コナンもこのグループに片足を突っ込んでいる)などは、主な視聴者層である子供たちの冒険心、非日常への期待をSFやファンタジー要素満載の映画で補っている。
話をゆるゆりに戻そう。ゆるゆりも上作品と同じ方式を採用している。季節の移ろいはあるものの、1年経つとあかりたちは再び中学1年生から始まる。女子たちがキャッキャッウフフと戯れるアニメで視聴者が求めてるのは、主に癒しと安心感だ。時が進み、「みんな卒業しちゃうのか…」といった寂寥は不要なのだ。本作品独自のマンネリ対策もされている。それは次章で。
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びっくりしちゃって落としたお団子ポロポロ(2期OPの歌詞より抜粋)
ゆるゆりのマンネリ対策として挙げられるのは、ズバリ日常に潜む非日常の存在である。
代表例は、「お団子」だ。あかりの髪のお団子は、パーツとしての機能あり。作中にはびっくりすると、お団子があかりの頭から取れる描写まである。現実では起こるはずのない現象を、ゆるい日常に混ぜるとピリリと効くスパイスになる。
他にも、ガチ百合、恐怖の画力など日常に生える特殊な要素が多くある。実際に観て、確認&堪能しよう!