人生シンプル攻略法 ~迷うとき~
進学先、結婚、今日の晩御飯…。人生には迷うことが多い。
そんな時に使える3つのシンプルな方法を紹介する。
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迷わない
迷って困っているのなら、まず迷わないようにするのが先決だ。
選択肢を与えられたときに予めどちらを選ぶか決めておくのは有効な手だ。
例えば、筆者はするかしないかの選択肢の時、少しでも気乗りしないと感じた場合には、基本的にしないを選択すると決めている。反対に、ちょっとでも楽しそうと感じたら、するほうを選ぶようにしている。
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迷う時間を決める
人生は有限だ。新車のオプションを選ぶときのように、楽しく迷っているなら良いが
、迷って苦しんでる場合すぐにでも切り上げたほうが良い。
10分、1時間と迷っている事柄の重要性に応じて、時間を決めるのは有効だ。大体30分くらい迷ってまだ決まらない場合は、すでに答えが決まってるのに勇気が出せない場合や、失敗したらどうしようと後悔の皮算用をしていることが大半だ。何かあっても後から取り返せる(詳しくは別記事にて)。時間が切れたらコイントスでもして決めてしまおう。
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とことん迷う
これは逆説的な方法になる。1と2を実践してみてもどうしても迷ってしまうそこのあ
なた、迷い続けて疲れてしまっているあなたへ。あえて、「とことん迷ってみて」と言いたい。
迷って心身疲弊している人は、おそらくおやつにトッポとポッキーどちらにしよう、と考えてるわけではないだろう。その人にとって重大なことで悩んでいるはずだ。そんなときは、迷いに迷い倒してしまおう。
筆者も、人生を左右するような重大な選択肢を前にして、迷いに迷ったことがある。今その時を振り返ると、その迷い、無い頭を振り絞って考えたことこそが自分の人生の経験値になった。迷ったからこそ、今面倒なことにも楽に対処できている自分がいる。余談だが、その私自身が人生を左右する、後になって覆すことはできないと思い込んでいた人生の選択肢は、ひょんなことから後に選び直せるタイミングがやってきたりもした。拍子抜けした。あんなに苦心して悩み迷ったのに、ゲームでセーブデータをロードするように後出しできるのかよ、と。ここで人間はすべてを合理的に計算し、見通すことはできない。そんな当たり前のことを再認識させられた。まさに、ソクラテスの言った無知の知だ。ちっぽけである。
全部とは言わないが、あなたが今選ぶと覆すことはできないと思っているその選択肢は、案外そんなに取り返しのつかないものではないのかもしれない。そして、迷いつくして後から、その経験を振り返ったとき、自分にとって迷うことに対する解釈の余地が広がっていることだろう。