疲れにくい運転のコツとは(前編)

 

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車を運転していて、後続車が妙に安全運転なクラウンだった場合、覆面の可能性を疑ってしまうマイセロです。これは、運転あるあるなんですけど、たいていの場合、老紳士が乗ってるんですよね(笑)。

運転って気を遣うものです。車は、歩行者にとって、凶器や脅威であることは間違いありません。なので、常に気を配り、絶えずエネルギーを消耗しつつ、皆さん運転してると思います。特に慣れない道を走ったり、長距離ドライブをした日には、輪をかけて疲労がたまります。今回は、そんな運転による疲労をできる限り少なくする方法やコツについて書き連ねていきます!

 

☆まず、最初に、基本的な運転姿勢をチェック

 大前提として、シートポジションやステアリングの握る場所といった運転姿勢が、崩れている場合、いくらシートにマッサージ機能がついていようが、疲れからは逃げられません(運転席にマッサージ機能がついていれば、それはそれで問題ですが)。車の形状は様々、体格も十人十色なので、一律に「これが正しい運転姿勢です!」とは言い切れませんが、共通して重要な部分はあります。

 まず、座席に関して、背もたれに背中をつけた状態で、両手をステアリングに伸ばし握ったとき、両肘が伸び切らず少し曲がっている程度がベストなリクライニング角度です。このとき、ステアリングを動かす腕は、窮屈でもなく伸びきってもなく、とても動かしやすい状態にあります。よく、南国バカンス中のビーチチェアか! と突っ込みたくなるような、座席を寝かせて運転してる方もいますが、その場合ゴムゴムの実を食べて常人より腕を伸ばした方でないと、適切なシートポジションとは言えません。

 また、座面の高さを調整することができる車の場合、シチュエーションに応じて、使い分けると良いです。例えば、郊外の空いている道路を走るときは、自分の重心を下げて運転に集中できるよう座面を低くする。周りの状況の適切かつ迅速な把握が求められる混雑した街中では、座面を高くし周囲の状況確認をしやすくする…、といった感じです。どちらでも構わないようなときは、好みに応じてで構いません。座面を低くしレーサー気分に浸ったり、座面を高くしSUVのように周囲を見下ろしながら進んだり、良いとこ取りの中間をチョイスしたりと選択は色々です。

 次はシートを前後に調整します。ポイントは、ペダルです。MT車であれば、クラッチを踏み切ったとき左足が伸びきらず、少し曲がっている状態がベストです。理由は、上記ステアリングとリクライニングの関係で言及した腕の脚verです。AT車の場合は、フットレストに足を置いて試してみてください。

前半はここまで~